タカハシε-180ED 天体望遠鏡の使用感
私はこのタカハシε-180ED望遠鏡を2007年の初めに手に入れて、天体写真撮影に使用しています。 明るく広い視界は淡い星雲を捕らえるのに最適で、淡く広がった散光星雲撮影用の望遠鏡として愛用しています。

タカハシε-180EDの概要
タカハシε-180EDはイプシロン光学系を使った最新の望遠鏡で、デジタルカメラが天体写真の主流を占めた2005年の夏に登場 しました。このε-180EDの明るさはF2.8を達成し、歴代のイプシロン望遠鏡の中でも、最も明るくハイスピードな天体写真撮影 鏡筒(アストログラフ)となっています。
天体望遠鏡自体の形は、ニュートン反射望遠鏡とそっくりで、焦点距離が短いのでずんくりした姿をしています。 イプシロンカラーのイエローと相まって、部屋に立てて置いていると天体望遠鏡に見えないくらいです。
このニュートン焦点に補正レンズを置いたイプシロン光学系は、使用方法がニュートン反射望遠鏡と同じなので、 使いやすいという利点があります。光軸調整もイメージし易いので大変助かっています。
鏡筒のバランス
タカハシε180ED望遠鏡は、上にも記載した通りとても短い鏡筒をしているので、鏡筒バンドを締める幅があまり ありません。これは、前後にファインダー台座があることも災いしています。
そのため、接眼部分に重いカメラを取り付けると、鏡筒の前側が極端に重くなってしまい、バランスが取れなくなることが あります。メーカーではこの対策のためか、広めの鏡筒バンドと狭めの鏡筒バンドを発売しているようです。
私は上の写真のように自作のプレートを使用し、なるべく広い間隔で鏡筒を支持できるようにしています。 こうすると上記した通りにバランスが崩れやすくなるので、プレートの後部分を伸ばして、ウェイトを取り付けれるように しています。このウェイトはスライドできるように取り付けているので、ガイド鏡などを追加で取り付けても 正確に鏡筒回りのバランスを取ることが出来ます。
ε-180EDの光軸調整部分
ε180ED望遠鏡は、以前持っていたε160望遠鏡に比べると、より光軸がずれにくい構造をしています。 特に斜鏡スパイダー部分は、鏡筒の薄い筒部分ではなく、鏡筒開口部の補強リングに付けられています。 このため、たわみやねじれにも強く、少しの振動では全くずれません。 斜鏡の取り付け部分も簡単にはずれないよう(触れないよう)にロックネジが付いていて工夫されています。
主鏡の光軸調整は従来からある押し引きネジタイプです。ここは以前のモデルと変わりませんが、 ミラーをセルから取り外してみると、押さえ枠があったりと凝った作りをしています。 特に押さえ枠は、ミラーの最端部分のケラレを防止しているので、輝星のゴーストがスッキリ仕上がり、天体写真に 有効に働いていると思います。
タカハシε-180EDのフラットフレーム画像
ε-180ED望遠鏡にSTL11000Mを付けて撮影したフラットフレーム画像を下に載せてみました。 周辺減光の目安にされてください。

タカハシε-180EDのスペック
タカハシε-180ED望遠鏡の仕様を以下に示します。
| 名称 | ε-180ED |
| 有効口径 | 180mm |
| 焦点距離 | 500mm |
| 口径比 | 1:2.8 |
| 鏡筒径 | 232mm |
| 鏡筒全長 | 570mm |
| 重量 | 10.7kg |
