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NEC製ノートパソコンのハードディスク交換方法

NEC PC-LC700Cノートパソコン 冷却CCDカメラを使っての撮影には必ずパソコンが必要となります。 そのため、天体撮影時には、右写真のNECノートパソコンを携行していました。

この撮影用に使用していたノートパソコンは、NEC製LavieCシリーズのLC700C/7というモデルです。 もう2004年頃に購入したノートパソコンなので、できれば買い換えたいところでしたが、 このパソコンには赤道儀の通信に必要なRS232C端子が標準装備されています。 そこで、ハードディスクを自分で交換してしばらく使い続けることにしました。

こうしたHDの交換は、皆さんの気になるところのようなので、 私が行ったハードディスク交換の様子を、備忘録をかねてご紹介してみました。


ハードディスク交換に必要なPCパーツ

ハードディスク交換のために揃えたPCパーツ ノートパソコンのハードディスクには、システムのデバイスドライバやWindowsと言ったOSが入っています。 そのため、普通にHDをコピーしてハードディスクを入れ替えただけでは、パソコンは起動しません。

また、この私のNECノートパソコンの場合、リカバリディスクは、ハードディスクの隠しパーティションに入っています。 リカバリCDを作成して、クリーンインストールしてもいいのですが、できればインストールされているソフトをそのまま引き継ぎたいところです。 そこで、今回のハードディスク交換では、それらを丸ごと新しいハードディスクにコピーすることにしました。

このハードディスク丸ごとコピーには、市販のソフトウェアを利用しました。 HD革命というお馴染みの丸ごとコピーソフトです。 最近では同じような機能をもったフリーソフトもあるので、こうしたソフトを利用するのもいいのではないでしょうか。

交換には、新しいハードディスクが必要になってきます。 ノートパソコンですから、ハードディスクは内蔵型の2.5インチサイズになりますが、ハードディスクの規格にはIDEやSATAなどがあります。 これらを調べてから、交換するハードディスクを購入しておく必要がありました。

今回の私のNECノートパソコンは古いので、IDE型(パラレルATA)でした。 元々入っていたハードディスクが80GBタイプでしたので、容量の大きな120GBハードディスクに交換してみました。 古いノートパソコンによっては、大きなハードディスクは認識しないことがあるようなので要チェックです。

ノートパソコンの内蔵ハードディスクのデーターを移動させますので、購入してきたハードディスクを パソコンに接続するケーブル(HDDケース)が必要です。 ハードディスクケースや、外付けリムーバルケースと呼ばれている製品です。 新しいハードディスクを買ったら、これも一緒に購入しておきましょう。


新しいハードディスクをパソコンに繋ぐ

ケースに取り付け中のハードディスク まずは、データー丸ごとバックアップソフトをノートパソコンにインストールします。 今回の場合には、上記の通りHD革命3というソフトを用いました。インストールはソフトウェアの マニュアルに沿ってやればすぐ完了です。

次に、購入してきた新しいハードディスクをリムーバルケースに取り付けます。 ハードディスクにはIDEやSATAがあってコネクタ形状が異なりますので、この規格にあったケースに取り 付けます。取り付け方法はマニュアルを参照しましょう。

ケースに新しいハードディスクが取り付けられたなら、ノートパソコンのUSBポートにケースを 取り付けます。取付がしっかりできていれば、コンピューターに認識されるはずです。

ハードディスクが認識されたかどうかは、コントロールパネルの中の「パフォーマンスとメンテナンス」→ 「管理ツール」→「コンピューターの管理」を開き、開いたダイアログボックスの中で「ディスクの管理」 をクリックします。認識されていれば、画面下に新しいハードディスクが表示されているはずです。


バックアップソフトを使ってハードディスクコピー

データーコピー中の画面 ハードディスクが正常に認識されていれば、丸ごとバックアップソフトを立ち上げます。 後はマニュアルに沿ってコピーを行うだけです。

ソフトの使用方法は簡単です。コピー元のハードディスクとコピー先の新しいハードディスクを 指定するだけです。くれぐれもコピー元のドライブとコピー先のドライブの指定は、間違わないようにしましょう。 ハードディスクのバックアップの時間は、私の120GBのHDの場合で約90分かかりました。 気長に作業完了を待ちましょう。


NECのノートパソコンを分解

ここからが難しいところです。私のNECノートパソコンは、元々ハードディスクを交換できるようには 作られていません。そのため、キーボードの下という通常は外せない位置にハードディスクが取り付けら れています。パソコンの裏側など、アクセスし易い場所に設置しておいて欲しいですね。 次回ノートパソコンを購入するときには、ハードディスクの交換しやすさも選択肢に入れようと思っています。

ノートパソコンのネジ位置 始めに古いハードディスクを取り出す必要があります。NECのPC-LC700Cは、キーボードの手前部分が 外れるようになっていますので、ここを外してハードディスクを取り出します。

まずは、キーボード表側にある隠しネジを外す必要があります。 隠しネジの位置は右上写真の通りです。このネジの上には薄いフィルムが貼られているので、 それをはがしてネジを緩めます。ネジは小さいのでくれぐれもなくさないようにしましょう。

ノートパソコンの外すネジ位置 次にノートパソコンの裏側のネジも緩めないといけません。ノートパソコンをひっくり返して、 手前にある3ヶ所のネジを緩めます。右写真に一番左側のネジの位置を載せました。

これらのネジを外すと、キーボード手前側が外せるようになります。ただし外せると言っても 手前側が浮くだけです。マウスパッドの回線があるので、パコッと全体は外れません。 慎重にノートパソコンの手前側を浮かすような感じで外してみましょう。 隠しネジの部分は、プラスチックのかみ合わせがあるので、そこが外しづらいかもしれません。


ハードディスクを交換

ノートパソコンの内蔵ハードディスクの位置 カバーが上手く外れると、右のように内蔵ハードディスクが登場します。写真右端の白いラベルが 貼られているのが、内蔵ハードディスクです。 これを外して、新しくバックアップしたハードディスクに交換してやりましょう。

このNEC製のノートパソコンのハードディスクは、固定金具に取り付けられて固定されています。 ですから、固定金具ごとまずは外してしまう必要があります。

ハードディスクの固定金具 ハードディスクの固定金具の外し方ですが、右のように固定金具の固定ネジを緩めます。 4つのネジがありますので、これを外すと固定金具ごとハードディスクを動かすことができるようになります。

次にハードディスクとパソコンとの接続ケーブルを外す必要があります。 右上の写真でいうと、ハードディスクから左側に出ているオレンジ色の薄いナイロンのようなものです。 ここからハードディスクのデーターを読み出しているコードです。 切れやすいので慎重に作業しましょう。

新旧ハードディスク ケーブルが外れたら、古いハードディスクを取り出します。 固定金具はハードディスクの横からネジ止めされていますので、その4点のネジを緩めて固定金具を 外します。

固定金具を外せたら、今度はこれを新しい交換するハードディスクに取り付けます。 ネジはもちろんそのまま使用します。表と裏に注意して慎重に作業します。

交換するハードディスクに固定金具を取り付けたら、今度はこれをノートパソコンに取り付けます。 取り付け方法は外した方法の逆です。ケーブルを取り付け、それから固定金具ごとハードディスクを ネジで固定します。緊張する作業ですが時間的には10分ほどでした。


ノートパソコンを起動

ノートパソコン起動中の画面 ハードディスクを交換した後、カバーなどを元通りにとりつけます。 取付がすべて終了したら、ノートパソコンの電源を入れてみます。

Windowsが正常に起動してノートパソコンが動いたらハードディスク交換は成功です。 もし起動しなかったら、もう一度ハードディスクの接続などをチェックしてみてから、再度トライしてみてください。 このHDD交換作業は、メーカーが保証していない交換作業ですので、ご自身の責任で行ってください。