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カメラ三脚と雲台

デジタル一眼レフカメラを支える雲台とカメラ三脚は、星空撮影に欠かせないアイテムです。 様々な製品が販売されていますが、それぞれに特徴があり、使い心地が異なります。 このページでは、私が星空撮影に使用しているカメラ三脚と雲台を簡単なレビューと共にご紹介しています。

カメラ三脚


ジッツオ GITZO GT5562LTS

GITZO GT5562LTS システマチック5型の中で、最もコンパクトなカーボン三脚が「GT5562LTS」です。 縮長が50センチ弱と短いので、海外で赤道儀を使った天体撮影を行う際に主に使用しています。

GT5562LTSは、重さが2.94キロありますので、決して軽い三脚ではありませんが、 脚が太いので、800ミリ前後の望遠鏡での撮影でも安定感があります。

航空機の荷物の制限が厳しい場合は、右上写真のように、レデューサーを使用して、脚を3段にして持参しています。 脚数を減らすと、2.3キロ前後まで軽くなるので、 約2.2キロのシステマッチック4型のGT4552TS並みの重さになり、縮長も短くなるので持ち運びやすくなります。

名称 GITZO GT5562LTS
段数 6段
伸高 148cm
耐荷重 40kg
重さ 2.94kg
長さ 49.8cm

ジッツオ GITZO GT5562GTS

GITZO GT5562GTS ジッツォの中で、最も伸高の高い「システマティック5型6段のジャイアント三脚」です。 カーボン製なのですが、大型三脚のため、重さは3.6キロあります。 アイレベルの高い位置からの撮影に対応するため、新たに購入しました。

全ての脚を伸ばすと、277cmの高さまで伸びますが、 普段は2段伸ばしてアイレベルの高さで使用しています。 重く、大きな三脚なので、電車での移動には向いていないと思います。 公共交通機関を使う場合は、システマティック4型の三脚を使っています。

また、オリジナルアダプターを介して、GT5562GTSに赤道儀を載せて天体撮影にも使用しています。 右の写真はビクセンSXP赤道儀を載せたところですが、20キロ近い機材を載せても安定しています。 実際、500ミリレンズをオートガイド撮影しても全く問題ありませんでした。 強度と信頼性が高い三脚です。

名称 GITZO GT5562GTS
段数 6段
伸高 277cm
耐荷重 40kg
重さ 3.6kg
長さ 74.9cm

ジッツオ GITZO G1500 MK2

GITZO G1500 MK2 私が所有している中で最も大型のアルミ三脚で、中判カメラや、大型双眼鏡を固定する際に使用していました。 アルミニウム製の三脚なので重さは4キロ以上あり、旅行に手軽に持っていくというカメラ三脚ではありません。

ジッツオらしいしっかりした造りのカメラ三脚で、脚の伸縮部分に出っ張りが出ているので、 しっかりと締め込めるのがこのカメラ三脚の美点です。 大型ビデオカメラとの相性も良さそうです。

しかし、最近はデジタル一眼レフカメラでの撮影が多くなってきたので、使用する機会があまりありません。 いずれは大型双眼鏡での観望の際に活躍させたいと思っています。

名称 GITZO G1500 MK2
段数 3段
伸高 157cm
耐荷重 20kg
重さ 4.4kg
長さ 75cm

マンフロット 055B

GITZO G1500 MK2 マンフロット055Bは、中判カメラを使った星景写真から風景写真まで、最も愛用している三脚です。 アルミニウム製の三脚なので、最新のカーボンモデルと比べると重量がありますが、 長時間露出する星空撮影では、この重さが安定感に繋がってくれます。

三脚の伸縮部分がワンタッチのストッパー式なので、脚の曲げ伸ばしが容易です。 以前、使用していたハスキーの三脚は、ねじ込み式だったので、面倒に感じてこちらに交換しました。 ただ製品の剛性自体は、ハスキーのカメラ三脚の方が上だったかもしれません。

現在は、ポータブル赤道儀を載せての星野撮影によく使用しています。 脚を伸ばしすぎると不安定になるので、伸ばすのは一段までにしています。 三脚の先には蛍光テープを巻き、夜間につまづかないようにしています。

名称 マンフロット 055B
段数 3段
伸高 137.5cm
耐荷重 7kg
重さ 2.3kg
長さ 61cm

ジッツオ GITZO GT1541T

GITZO GT1541T 海外や徒歩での撮影等に使用しているのが、ジッツオのGT1541T三脚です。 GT1541Tは、1シリーズの6Xカーボントラベラーの最軽量モデルです(購入時)。 この三脚は軽い割に強度が高いので、山岳写真家にも人気のモデルです。

GT1541Tは、ジッツオらしい丈夫な造りで、脚部を開くとカッチリと止まってくれます。 また、脚の伸縮部分にあるクランプのしまり具合が大変よいです。 重さは1キロ以下なので、バックパックに入れてもそれほど負担にならず、 どこかに持って行こうという気にさせてくれるカメラ三脚です。

全高は若干低めですが、星景写真や風景写真撮影には必要十分の高さです。 他社製に比べて価格が高いのが残念ですが、長い間使える軽量カメラ三脚だと思います。

名称 ジッツオ GT1541Tトラベラー
段数 4段
伸高 116.5cm
耐荷重 8kg
重さ 970g
長さ 41cm

スリック PRO803CF

SLIK PRO803CF スリックのPRO803CFカーボン三脚は、ジッツオGT1541Tを入手するまで、 公共交通機関を使った遠征撮影で良く使用していたモデルです。

スリックPRO803CFは購入当時はまだ珍しかった超軽量カーボン三脚で、ベルボン社のカルマーニュシリーズとどちらを購入しようか迷いました。 軽量ですが強度は十分で、中望遠レンズとデジタル一眼レフカメラの撮影に使用してきました。 星景写真撮影でも活躍したカメラ三脚です。

ただPRO803CFとセット販売されていたカメラ雲台SH-706は、強度が低く、何度も使っているとネジがバカになって壊れてしまいました。 星の撮影にこのカメラ三脚を使用するなら、三脚部分だけを購入して雲台は強度の高いものに交換した方がよいと思います。

名称 スリックPRO803CF
段数 3段
伸高 126.5cm
耐荷重 5kg
重さ 1.2kg
長さ 54cm

スリック エクセラ4

スリック エクセラ4 ずっと以前に購入した、スリックエクセラ4という4段アルミニウム三脚です。 スリック社からは、脚が3段のエクセラ3と4段のこのモデルが販売されていましたが、 現行の製品にはエクセラの名前が付けられたモデルはないようです。

脚を縮めた状態では安定感がありますが、全体の脚を伸ばすと途端にぐらつきます。 重いデジタル一眼レフカメラでの撮影には不向きで、軽いミラーレスカメラ用と割り切って使った方がよさそうです。

この三脚には、2WAYタイプのカメラ雲台が標準で付属していました。 最近はカーボン三脚が安くなってきましたので、このような小型のアルミニウム三脚は少なくなりましたね。


カメラ雲台

カメラ三脚とカメラを繋ぐのが雲台です。 カメラ雲台には、動きの滑らかさと固定力という二つの相反する能力が求められます。 特に長時間露出することが多い星空撮影では、カメラ雲台の強度が重要になります。

自由雲台


バル自由雲台

スリック バル自由雲台 スリック社から販売されているバル自由雲台は、自由雲台の定番とも言えるモデルです。 天体写真ファンなら一つは持っているのではないでしょうか。 ポータブル赤道儀に取り付けたり、望遠鏡に載せたりといろいろな使い方ができる自由雲台です。

雲台自体の大きさは手頃で、重さも軽いため、使い易いモデルです。 しかし締め付け強度が若干弱いので、重い機材を保持するにはあまり適さないと思います。 以前は3台のバル自由雲台を使っていましたが、中判カメラでの撮影を始めたときに1台だけ残して残りは手放しました。

現在は、ジッツオのGT1541Tトラベラー三脚と組み合わせて使用しています。 軽めのデジタル一眼レフカメラと広角レンズの撮影では、十分な保持力があるバル自由雲台です。

名称 バル自由雲台
耐荷重 5kg以内
重さ 300g
高さ 10cm

ベルボン PH-173自由雲台

PH-173自由雲台 バル自由雲台に代わるものとして手に入れたのが、ベルボンのPH-173です。 中判カメラでの撮影に良く使用していました。 他社製の自由雲台と違って、締め付け部分の両側に切れ込みが入っているので、 カメラを90度傾けやすいという特徴があります。

PH-173自由雲台のネジ径は、三脚側は3/8ネジ、カメラ側は1/4ネジとなっています。 カメラの固定ネジがダブルロックになっているので、自由雲台をフリーにして回さなくてもカメラを取り付けられます。 雲台自体の重さは600g前後と、バル自由雲台のおよそ倍の重さです。

締め付け強度は、バル自由雲台と比べると良いのですが、 ロックレバーの形状のためか、力がうまく入らないようです。 そのため、軽く回した状態で長時間露出すると、 カメラが若干お辞儀して星の軌跡が曲がっていることがありました。 良い自由雲台だと思いますが、締め付け力がかかりにくい点が残念です。


アルカスイス自由雲台Z-1

アルカスイス自由雲台Z-1 軽いタッチのフリクションコントロールに魅かれて購入したのが、アルカスイス自由雲台Z-1です。 アルカスイスはカメラ機材マニアの間では古くから知られたメーカーで、以前は大型カメラも製造していました。 この自由雲台はアルカスイスの中でも最も人気のあるモデルの一つで、 クイックリリースプレートと共に用いられることが多いです。

アルカスイスZ-1のモノボールヘッド部分は、ReallyRightStuff社のクイックリリースプレートに取り替えています。 アルカスイス自由雲台の保持力と相まって、とても使い心地の良いシステムになっています。

この自由雲台は保持力も高く、強度的には何の問題もないのですが、若干使いづらい点があります。 まずフリクションのコントロールノブと、水平回転クランプの位置が近いと、クランプが固定しづらくなる点があります。 また、この自由雲台の三脚側のネジ径は3/8ネジが用いられていますが、 1/4ネジにするために市販の変換ネジを使うと、変換ネジの外側が飛び出して底面に出っ張りができてしまいます。

名称 モノボールZ1(1/4"ネジ)
耐荷重 59kg
重さ 580g
高さ 105mm

ハスキー3Dヘッド

ハスキー3Dヘッド 長い間愛用しているハスキー社の3ウェイ雲台です。 クランプを軽く締めるだけで重いカメラでも確実に保持してくれて、 星景写真や風景写真撮影の時にはなくてはならない存在です。

このハスキー3Dヘッドとマンフロット055三脚とを組み合わせて、 様々な写真を撮影してきました。 本当に使い易い3ウェイのカメラ雲台だと思います。

難点としては、本体が1.3キロと重いことがあげられますが、 今なお多くの写真ファンに支持されるのは、その快適な使い心地のためでしょう。 丈夫な3ウェイの雲台を探しているなら、一度使ってみていただきたい製品です。 なお、星空撮影の際には縦位置のレバーが邪魔になるので、通常とは雲台を逆向きにして使っています。

ハスキー3Dヘッド
ハスキー3Dヘッド雲台

ハスキー3Dヘッドは、軽く締めるだけで重い機材を保持してくれる3WAYのカメラ雲台です。 雲台の重量があるのが難点ですが、使っているとその使い心地の良さに重さも忘れるほどです。

日本製の雲台と比べると若干高価ですが、 基本構造がしっかりした雲台は、長い期間にわたって使えると思います。 なお、ハスキー3Dヘッドには、カメラ三脚取付ネジ径が太いモデルと、細いモデルがあります。 こちらで紹介しているのは太いモデルです。

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