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EaseUS Data Recovery Wizardの使用レビュー

Data Recovery Wizard Professionalは、EaseUS社が製作、 販売を行っているデーターリカバリソフト(データー復元ソフト)です。

復元ソフトとは、誤って削除してしまったファイルを復元することができるソフトです。 間違ってゴミ箱から削除してしまったり、パソコントラブルでハードディスクが故障した際などに、 データーを取り出す用途で使われています。 私の場合は、撮影した写真データーを誤ってフォーマットしてしまった時に利用しています。

このページでは、EaseUS社のData Recovery Wizard Professionalの画面や使い方を交えながら、 削除したSDカードの画像データーを、実際に復元する様子をご紹介しています。 なお、使用したのは、Data Recovery Wizard Professionalのバージョン10です。


シンプルなインターフェース

Data Recovery Wizard Professionalのユーザーインターフェースは極めてシンプルです。 ソフトウェアをパソコンにインストールした後、ソフトを起動すると、 下のようなファイルの種類を選択する画面が開きます。

EaseUS Data Recovery Wizard Professional

このダイアログボックス内で検索したいファイルの種類を選択し、 右下の「次へ」ボタンをクリックすると、パソコンに接続されているディスクドライブの一覧が表示されます。

EaseUS Data Recovery Wizard Professional

復元したいファイルが入っているディスクドライブを選択後、 右下の「スキャン」ボタンを押すと、画面が切り替わり、スキャンが始まります。 下は、ローカルディスクドライブを選んでスキャンした例です。

EaseUS Data Recovery Wizard Professional

スキャン後、画面左のツリーを見ながら、希望のファイルを探します。 ツリー構造は「パス」、「種類」、「変更日」を選択することが出来るので、 希望の表示方法を選択すれば、よりスムーズにファイルを見つけ出すことができます。

EaseUS Data Recovery Wizard Professional

ファイルが見つかったら、右下の「リカバリー」ボタンを押すとファイルが復元されます。 なお、通常スキャンで希望のファイルが見つからなかった場合でも、ディープスキャンによって発見できることがあります。 ただし、ディープスキャンを行うには非常に長い時間がかかります。 試しに1TBのHDDをディープスキャンしてみたところ、半日以上もかかりました。


撮影データーを復元

撮影データーの取り扱いには、細心の注意を払っていますが、 デジタルカメラやSDカードの数が多いため、時には誤ってカードの撮影データーを削除してしまったり、 フォーマットしてしまうこともあります。

ミスに気づいて、カード付属の無料復元ソフトでリカバリーを試みたこともありますが、 これまで良い結果を得られたことはあまりありませんでした。

今回は、EaseUS社のData Recovery Wizard Professionalを使い、 16GBのSDカードの画像ファイルをどの程度復元できるか、テストしてみました。


画像データーをデジカメで削除した場合

まず、テスト用画像として、SanDisk製のSDカード16GBをニコンD810Aに入れ、 フォーマットした後、庭で咲いている花(スノーボール)の写真を撮りました。

ニコンD810Aの削除画面

カメラのメニューで花の画像を削除した後、カードリーダーにSDカードを挿入し、 EaseUS社のData Recovery Wizard Professionalでスキャンを行いました。 以下がスキャン後の画面ですが、先ほど削除した画像ファイルが全て見つかりました。

EaseUS Data Recovery Wizard Professional

復元したいファイルを選択して、リカバリーを行ったところ、無事に削除した画像ファイルが復活しました。 デジカメ上で誤って画像ファイルを削除し、すぐに復元ソフトで救済を試みた場合は、 ディープスキャンしなくても、通常スキャンで削除したファイルを復活できるようです。


画像データーをフォーマットした場合

次に、先ほどのSDカードをもう一度ニコンD810Aに挿入し、デジカメのカードの初期化コマンドを利用して、 SDカードのデーターを全て削除(フォーマット)してみました。

ニコンD810Aの削除画面

フォーマットしたSDカードを先ほどと同じように、Data Recovery Wizard Professionalでスキャンしてみたところ、 通常スキャンでは何も見つからず、自動的にディープスキャンが始まりました。

EaseUS Data Recovery Wizard Professional

約5分経過後、ディープスキャンが終了しました。 ダイアログボックスの左側のツリーに表示されたフォルダ内部を確認すると、 先ほどフォーマット前に削除した画像が見つかりました。 画面に表示されたデーターを選択して、リカバリーを試みたところ、無事に画像が復活しました。

EaseUS Data Recovery Wizard Professional

ディープスキャンでは、今回、削除した画像以外に、過去にこのSDカードとキヤノンのデジカメを使用して撮影した星空写真のデーターも、 下のように画面に表示されました。 さらにこれらの画像についてもリカバリーを試みたところ、画像を復元することができました。

EaseUS Data Recovery Wizard Professional

復元できた最も古い画像は、2016年の2月にキヤノンEOS60Dで撮影した星空の画像でした。 それ以前にも、このSDカードをニコン製のコンパクトデジカメに挿入してスナップ写真を撮影していましたが、 それらの画像は、ディープスキャン後の画面に表示されませんでした。

どのような条件なら復元できるかどうかという基準はわかりませんが、 今年に入ってからだけでも、このSDカードは、 既に数回はフォーマットしていますので、一度、誤ってフォーマットしてしまった程度なら、 このソフトを使えば、撮影画像を復元させることができる可能性は高いように思いました。

※SDカードは、メーカーによってデーターの書き込み方法が異なりますので、 他社製のSDカードで同様にデーターを復元できるかどうかはわかりません。


復元ソフトを使用して気づいた点

SanDisk製SDカード その他に、Data Recovery Wizard Professionalを使っていて気付いた点を以下にまとめました。

外付けHDDやカードリーダーをパソコンUSB端子に取り付け、ソフトウェアを起動し、 ファイルの種類を検索すると、ディスクドライブの検索が行われますが、 ドライブの一覧の表示までに数分かかることがありました。

インターフェースがシンプルな分、ユーザーが設定できる項目はほとんどなく、 右上の小さなメニューから、言語の変更やヘルプファイルを参照できる程度でした。

スキャン後、スキャンの結果を保存して、起動画面でインポートすることが可能です。 データー保存用の大容量HDDをディープスキャンすると、10時間以上の時間がかかるので、 時間があるときにスキャンし、結果を保存しておき、都合の良いときに削除してしまったファイルを探すようにすれば効率的だと思います。


まとめ

Data Recovery wizard これまで、いくつかのデーター復元ソフトを使用したことがありますが、 無事に復元できたケースは少なく、大抵は、 誤って削除してしまった撮影データーを諦めざるを得ませんでした。

今回、初めてEaseUS社のData Recovery Wizard Professionalを使ってみましたが、 最初は操作方法がとてもシンプルで、ユーザーが設定できる項目の少なさに驚いたほどです。 しかし、データーの復元力は高く、ずっと以前に削除したデーターも復元することができました。 ディープスキャンには非常に長い時間がかかりますが、 強力なデーター復元ソフトと言えると思います。

データーの紛失や消去に対しては、ユーザーが注意して、人為的なミスを減らすのが一番大切ですが、 扱うデーターが増えている昨今、間違いやミスはどうしても発生してしまいます。 今回の使用を通じて、EaseUS社のData Recovery Wizard Professionalは、 そのようなトラブル時に役立つソフトウェアだと感じました。

なお、Data Recovery Wizardには、無料の体験版が用意されています(公式ページはこちら)。 体験版はスキャンのみで、データーの復元はできませんが、削除してしまったデーターが復元できるかを確認することができます。 まずは体験版を試し、その結果を見て、製品版の購入を検討されてはいかがでしょう。

動作環境

対応OS Windows 10 / 8.1 / 8 / 7 / Vista / XP
Windows Server 2012 / 2008 / 2003
CPU x86系CPUであること
ディスクの必要空き容量 32MB

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