星座の写真集
夜空を見上げると、たくさんの星々が輝いています。その星々を結んできたのが星座です。 星座には、神話の人物や動物を形取ったものから、羅針盤などの計器までいろいろな形のものがあります。 それぞれの星座には特徴があり、星空の星を繋いで星座の形を想像するのは楽しいものです。
このページでは、デジタル一眼レフカメラを使って撮影した星座の写真を展示しています。 星座の形が想像しやすいように星座線を引いた写真と共に、星座線がない写真へのリンクもそれぞれのページに設置しています。 そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。
星座の写真は、季節ごとに並べていますので、ご覧になりたい星座の季節を右下のリンクから選んでからお探しいただくとわかりやすいと思います。
なお、南半球で見える星座は、南天の星座写真集に載せていますので、そちらをご覧ください。
※サムネイル画像またはテキストをクリックすると、大きな星座の写真が表示されます。
春の星座
冷たく凍った冬の世界が溶け出すと、今まで爛々と夜空を照らしていた派手な冬の星座は西へと傾き、 東の空から春の星座が上ってきます。 冬の夜空の研ぎ澄まされた空気は徐々に和らぎ、春の星空はどことなくやさしく感じられます。
からす座とコップ座 | りょうけん座 |
北極星と北斗七星 | かに座 |
おとめ座 | うみへび座 |
うしかい座とかんむり座 | こぐま座 |
おおぐま座 | しし座 |
夏の星座
梅雨が明けると夏の星座が夜空を埋め尽くします。 寂しげだった春の星座は西へと傾き、南の空には真っ白な天の川が流れています。 頭上には夏の大三角が輝き、夏休みシーズンは天体観測・天体写真撮影の絶好機となります。
りゅう座 | ヘルクレス座 |
はくちょう座 | わし座 |
へび座とへびつかい座 | さそり座 |
いて座 | みなみのかんむり座 |
いるか座 | や座 |
こと座 |
秋の星座
南の空を賑わしていた夏の天体が西へと傾いた頃、北の空ではカシオペア座が南中しようとしています。 東の空からはアンドロメダ姫と勇者ペルセウスが上ってきて、 ギリシア神話の英雄たちが夜空を賑わします。
うお座 | おひつじ座 |
アンドロメダ座 | ペルセウス座 |
カシオペア座 | ペガスス座 |
くじら座 | ケフェウス座 |
冬の星座
木枯らしが吹き始め、気温が日に日に下がってくると、東の空からオリオン座が顔を見せ始めます。 寒さが増すと共に夜空はますます研ぎ澄まされていき、冬の明るい星星の光とあいまって、 まるで宝石を巻き散らしたような星景色が広がります。
エリダヌス座 | はと座 |
おおいぬ座 | こいぬ座 |
ふたご座 | いっかくじゅう座 |
うさぎ座 | きりん座 |
オリオン座 | おうし座 |
ぎょしゃ座 |
星座についてのこぼれ話
現在、夜空には全部で88の星座が輝いています。 これは国際天文学連合が1930年に定めたもので、 それ以前は地方によって星座の数や形が数が異なっていました。
星座が生まれたのは古代バビロニア時代頃だったといわれています。 それがフェニキア人によってギリシアに伝えられ、ギリシアの神話と融合して吟遊詩人によって語られるようになりました。 この頃に、今の星座の神話の元ができたのでしょう。
現在の日本は光害が影響が大きいので、都市部で確認できる星座の数はごく僅かです。 私が住む都市部でも年々光害の影響は大きくなり、少し前まで見えていたこと座を構成する星々も、一等星のベガ以外は見づらくなりました。 しかし、都会から離れた野山に行けば、まだ満天の星空を見ることができます。 満天の星空を見上げれば、古代の人々が星座を結んで星座絵を描いた気持ちも何となく分かる気がしてきます。 科学技術は発展しても、星空に神秘的な気持ち抱くのは、古代も現代も変わりがないのではないでしょうか。
星座写真について言えば、一見簡単そうに見えて奥が深い写真分野と言えます。 綺麗な星座の写真を写す上で大切なのは、透明度の良い漆黒の夜空です。 広い範囲を写すので、光害の影響を受けやすいからです。 銀塩フィルムを使っていた頃、主要な星座は全て撮影したものの、マイナーな星座は星空や天候の条件が合わず、綺麗に撮ることが出来ませんでした。 今度は機材をデジタルに替えて挑戦しようとしています。 このページの星座写真も徐々に増やしていくつもりですので、たまに覗いていただければ幸いです。