おうし座

おうし座の概要

おうし座は黄道十二星座の一つで、晩秋の頃になると東の空から昇ってきます。 おうし座は星座自体が大きいのでよく目立ち、ヒアデス星団やすばる、かに星雲といった有名な天体も星座領域内に存在しています。 おうし座のα星はアルデバランで、オレンジ色をした一等星です。 上の写真で中央左寄りに写っている明るい星がそれです。 なお、写真の中の非常に明るい星は木星です。2012年の冬に木星はおうし座で輝いていました。

おうし座の星座の形はよくできおり、星々を繋いでいくと雄牛が角を立てている姿が容易に想像できます。 ヒアデス星団がおうし座の顔を形作っており、アルデバランは雄牛の右目を表しています。 そこから伸びた2本の角が印象的で、猛々しい雄牛の姿を連想できます。

なお、実際の星空には上のような星座線は引かれていませんので、 星座線無しの写真のように見えます。 満天の星空の下、星図と照らし合わせながら、星座の形を想像すると面白いのではないでしょうか。

このおうし座は、ギリシア神話の中では、大神ゼウスが化けた姿として登場しています。 エウロパの美しさに魅せられた大神ゼウスは、この雄牛に化けてエウロパに近づき、あっという間にさらってしまいます。 そして大神ゼウスの子をエウロパに産ませたということです。

星座名 英語名 略号 星数(5.5等まで) 特徴 季節
おうし Taurus Tau 98個 すばるとヒアデス星団が美しい星座

Imaging information

撮影レンズ: キャノンEF24mmF1.4LUSMII

使用カメラ: キャノンEOS60D(フィルター換装、冷却改造)

露出時間: L=8分x4, ISO800, F2.8, 追尾撮影