ぎょしゃ座

ぎょしゃ座の概要

ぎょしゃ座は北東の方向から昇ってくる冬の星座です。 ぎょしゃ座は五角形が特徴的な星座で、α星のカペラが明るく目立ちます。 この少しいびつな五角形は夜空で目立つので、星空を見上げればすぐにぎょしゃ座とわかるでしょう。 明るい星が多いので、都会でもその存在を確認できると思います。

ぎょしゃ座は冬の天の川の中に位置しているので、五角形の中では微恒星がきらめき、 また数多くの散開星団や散光星雲が存在しています。 メシエ番号が付けられた散開星団だけでも、星座内に3つ存在しています。

ぎょしゃ座の星座絵では、山羊を抱いた老人の絵がしばしば描かれています。 ギリシア神話では、これは生まれつき足が不自由だったエリクトニオスの姿と言われています。 女神アテナとファイストスの間に生まれたエリクトニウスは、生まれつき脚が悪かったので4輪の馬車を発明しその功績で王になったということです。 そして最後にはその功績が認められ、ゼウスによって天に上げられたということです。

天体望遠鏡は双眼鏡をお持ちなら、ぎょしゃ座で輝く散開星団を見ると興味深いでしょう。 特にM36,M37,M38という散開星団は大きいので、双眼鏡でその姿を楽しむことが出来ます。 星図を片手にぎょしゃ座の観望を楽しんでみてください。

星座名 英語名 略号 星数(5.5等まで) 特徴 季節
ぎょしゃ Auriga Aur 47個 五角形の形が目立つ星座。散開星団多し

Imaging information

撮影レンズ: キャノンEF24mmF1.4LUSMII

使用カメラ: キャノンEOS60D(フィルター換装、冷却改造)

露出時間: L=8分x4, ISO800, F2.8, 追尾撮影