きりん座

Camelopardalis

きりん座

Takayuki Yoshida

きりん座の概要

きりん座は冬の終わり頃から春にかけて見頃になる星座で、北の空で輝いています。 華やかな星座が多い冬ですが、このきりん座は暗い星ばかりで目立たない星座です。 星座を構成する星は、4〜5等星以下の星ばかりで、夜空が明るい都会では全く見ることができません。

この星座が作られたのは1687年で、当初はらくだ座と名付けられる予定だったようです。 それが何かの手違いできりん座となり、現在もきりん座として知られています。 このようにきりん座は近世になってからできた星座なので、ギリシア神話などは伝わっていません。

きりん座を探す際には、ぎょしゃ座のカペラと北極星が目印になります。 上の写真の上の方で輝いている明るい星が北極星で、画面下ぎりぎりに写っている明るい星がぎょしゃ座のカペラです。 夜空の暗い郊外に出かけたら、探してみてはいかがでしょう。

星座名 英語名 略号 星数(5.5等まで) 特徴 季節
きりん Camelopardalis Cam 74個 北天で輝く目立たない星座

Imaging information

撮影レンズ: キャノンEF24mmF1.4LUSMII

使用カメラ: キャノンEOS60D(フィルター換装、冷却改造)

露出時間: L=8分x4, ISO800, F2.8, 追尾撮影