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インディアン座 InDus

インディアン座は初秋に南中する星座で、天文ファンでも馴染みの薄い星座です。

日本の本州からは、ほとんど見えないほど低いところで輝く星座のため、馴染みがないのも当然でしょう。 オーストラリアをはじめとした南半球まで出かけると、 天高くで輝くので、まだ知られている星座です。

インディアン座には明るい星はなく、最も明るいα星でも3等星です。 星座自体もそれほど大きくないので目立たず、 羽根飾りを付けたインディアンの姿も連想しにくいものです。


神話の中でのインディアン座

インディアン座は、ギリシア神話の中で語られることはなく、 大航海時代に航海士達が付けた星座だと伝えられています。

正式に星座名として付けられたのは、ドイツのヨハンバイヤーで、 ウラノメトリアに初めてインディアン座の名称が登場しています。 日本では一時、印度人座という訳語が当てられていたこともある星座です。

星座絵の付いた星図を見ると、お馴染みのインディアンが羽の付いた帽子をかぶり、 手に矢を持った姿で描かれています。 美しい星座絵ですが、星の並びは寂しい限りです。


インディアン座の主な星

インディアン座には目立つ星はありませんが、NGC7090という系外銀河が存在しています。 明るさは11等級ほどの天体で、紡錘状をした銀河です。

南半球の天体写真愛好家には、人気がある天体の一つで、 オーストラリアの天文フォーラムなどではよく撮影された画像を見かけます。 オーストラリアに出かけたら、撮影してみたい天体の一つです。