木星の写真 2018年シーズン

太陽系最大の惑星である木星の写真を展示しているページです。 このページには、2018年に撮影した画像を載せています。他の惑星ギャラリーへは左のリンクをご利用ください。


木星の写真 2018年6月2日(20時26分(JST))

木星の写真

約1ヶ月ぶりに撮影した木星の写真です。 衝前後に撮影したかったのですが、気流と撮影スケジュールの予定が合わず、 久しぶりの撮影になってしまいました。

最近、木星の縞模様が良く見えるよい気流に巡りあえません。 この夜も揺ら揺らと木星は望遠鏡の視野内で揺れ、大赤斑がかろうじてわかるかどうかという見え方でした。 他の場所では好シーイングに恵まれた場所もあるようですので、地形的な問題かもしれません。

天文ショップ、アストロストリートで購入したマルチフリップミラーを始めて使用しました。 以前使用していたビクセン製と比べ、差込がアメリカンサイズなので、便利になりました。 ただミラーの傾きが若干ずれているように感じたので、調整して使用しています。

撮影機材
タカハシ Mewlon-250CRS望遠鏡
ビクセンAXD赤道儀にて追尾
TeleView 2.5x パワーメイトにて焦点像を拡大
カメラ:ZWO社冷却CMOSカメラ ASI224MC、ASI174MM にて撮影(IR/UVカットフィルター使用)
ZWO ADC 1.25”大気分散補正プリズム使用
Autostakkert2!、Registax6、PhotoshopCC 2015にて画像処理
シーイング:2/5、透明度:4/5、兵庫県宝塚市にて撮影


木星の写真 2018年4月29日(1時02分(JST))

木星の写真

晴天に恵まれたゴールデンウィークに撮影した木星の写真です。 木星像が歪むほどの悪気流ではありませんでしたが、木星が視野の中で細かく揺れていて、 細かい模様までは写りませんでした。

撮影には、ZWO社のカラーCMOSカメラ「ASI224MC」を用いました。 ASI224MCのピクセルサイズは3.75μmと小さく、惑星の詳細模様を捉えるには好都合です。 モノクロセンサーが用いられたCMOSカメラの方が、感度・解像感共に優れていますが、 カラー画像が一度で手に入るので、最近はもっぱらこのカメラを使用しています。

2018年の木星は、5月9日に衝を迎えます。そろそろ火星も見頃になってきますので、 本格的に惑星撮影をはじめたいところです。

撮影機材
タカハシ Mewlon-250CRS望遠鏡
ビクセンAXD赤道儀にて追尾
TeleView 2.5x パワーメイトにて焦点像を拡大
カメラ:ZWO社冷却CMOSカメラ ASI224MC にて撮影(IR/UVカットフィルター使用)
ZWO ADC 1.25”大気分散補正プリズム使用
Autostakkert2!、Registax6、PhotoshopCC 2015にて画像処理
シーイング:3/5、透明度:3/5、兵庫県宝塚市にて撮影


木星の写真 2018年4月28日(23時20分(JST))

木星の写真

上の写真と同じ夜に撮影した木星の写真です。 時間帯が早かったため、大赤斑はまだ見えていませんが、縞模様の詳細が写りました。

撮影には、ZWO社のモノクロCMOSカメラ「ASI174MM」とカラータイプの「ASI224MC」を用いました。 LRGBカラー合成のために2つのカメラで撮影するのは手間がかかりますが、 モノクロセンサーは感度と解像感に優れているので、詳細が写るように思います。

撮影機材
タカハシ Mewlon-250CRS望遠鏡
ビクセンAXD赤道儀にて追尾
TeleView 2.5x パワーメイトにて焦点像を拡大
カメラ:ZWO社冷却CMOSカメラ ASI174MMとASI224MC にて撮影(IR/UVカットフィルター使用)
ZWO ADC 1.25”大気分散補正プリズム使用
Autostakkert2!、Registax6、PhotoshopCC 2015にて画像処理
シーイング:3/5、透明度:3/5、兵庫県宝塚市にて撮影

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