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星をもとめて 2008年

星もと2008年の様子

関西の星祭り「星をもとめて(通称:星もと)」の様子です。星もとは2001年から開催されるようになり今年が第8回目。 「みんなで楽しむ星のお祭り」という言葉をキャッチフレーズに、ボランティアの皆様の手によって続けられています。 今年は2008年の9月14日〜9月15日に開催されました。

星もとの開催場所は、京都府南丹市園部町にある「るり渓温泉ポテポテパーク」です。 ここは私の家からは近いので、今年も昼過ぎから夜にかけて星もとに参加してきました。


るり渓温泉へのアクセス

星もとの会場となる、るり渓温泉へは、大阪からは国道173号線を綾部方面へ向かっていきます。 中国自動車道の高架を過ぎてから、自動車でしばらく走っていくと、一庫ダムが見えてきます。 ここまで来たら、車であと20分ほどでるり渓温泉に到着です。

るり渓温泉には大きな駐車場があります。ここに車を停めて星もと会場に向かいました。 今回はSXD赤道儀を持ってきていたので、観望スペースに駐車することができました。

ちなみにこのるり渓温泉では、700円で日帰り入浴できるそうです。私は利用しませんでした が、一晩中天体観測するなら利用するのもいいかもしれませんね。


星もと会場

星もと会場には、関係者の方や販売店が持ってきた天体望遠鏡がたくさん並んでいました。 いろいろな望遠鏡を見比べる貴重な機会ですよね。 あまり写真は撮りませんでしたが、その幾つかをこちらで紹介させていただきましょう。

宇治天体精機 スカイマックス

宇治天体精機 スカイマックス

京都の宇治天体精機さんのスカイマックス赤道儀。安定感あるフォルムが魅力です。 非常に重そうですが、取っ手が付いているので持ち運びも楽だそうです。

極軸望遠鏡は 時角計算や水平出しが必要ないケンコーのタイプでした。25センチ反射望遠鏡が載っています。

フジノン双眼鏡 25x150 MT-SX

フジノン双眼鏡 25x150 MT-SX

天文ファン憧れのフジノンの大型双眼鏡です。 15センチが2本が生み出す視界は、立体感があって素晴らしい世界です。こちらはEDレンズではない ノーマルタイプでしたが、一般観望会場にはEDタイプをお持ちの方もいらっしゃいました。

定価で軽く100万円は超えてしまう双眼鏡ですが、観望ファンに人気がある双眼鏡です。 彗星探索用としても人気があるモデルですね。

ソフトウェアビスク社 パラマウント赤道儀

パラマウント赤道儀

先日もブログで紹介したソフトウェアビスク社のパラマウント赤道儀です。 日本代理店の国際光器さんが展示されていました。真っ赤な色が目を惹く赤道儀です。

夜になると、この赤道儀にTMB社の20センチ屈折を載せて観望会が行われました。合計金額700万円の 贅沢な観望会です。私が見たときには残念ながら雲があったので、性能の良さはよくわかりませんでしたが、 迫力がある望遠鏡でした。

なおこの赤道儀の基盤部分はたくさんのコネクタが付いていました。何かの参考になるかと思って、その 端子部分も写真に撮ってきました。基盤部分の詳細写真もご覧ください。

望遠鏡工作キットのコルキット

コルキット 天体望遠鏡工作キット

望遠鏡工作講座では、子供達が手作りの天体望遠鏡を作っていました。 口径は4センチほどの屈折望遠鏡ですが、木星の衛星もしっかり見えました。口径4センチと言えども なかなか侮れません

こうした自作の望遠鏡で覗く星空も素敵ですね。

TMBの屈折望遠鏡

TMBの屈折望遠鏡

TMB社のアポクロマート望遠鏡です。TMB社の望遠鏡を見る機会は少なかったので、 興味深く像質などを見ていました。この鏡筒は口径115ミリのモデルですが、色収差も感じられず すっきり見えました。なかなか性能は良さそうな望遠鏡です。

115ミリの他にも130mmと152mmのタイプが置かれていました。 夜になると曇りがちになってしまったので、本来の性能がわからずちょっと残念でした。

自作の望遠鏡

自作の望遠鏡

星もとの会場の隅に置かれていた、自作の天体望遠鏡です。 どなたかが作ったカセグレン式望遠鏡でしょうか。市販品にはない、独特の存在感がある望遠鏡でした。

残念ながら所有者の方とはお会いできなかったので、覗くことはかな いませんでしたが、何か惹かれる望遠鏡でした。ペンタックスのMS3型赤道儀に載せてられました。

太陽望遠鏡

太陽望遠鏡

太陽を観望するための、コロナド社のブロッキングフィルターが取り付けられた 天体望遠鏡です。ちょうど晴れていたので見せて頂きましたら、太陽のプロミネンスを見ることができました。 太陽と比べると非常に小さなプロミネンスですが、地球よりもずっと大きいそうです。壮大な世界ですね。

ちなみにこのコロナド社のブロッキングフィルターは非常に高価で、軽く数十万円以上します。 貴重な機材を見せて頂けるのも星もとの大きな魅力です。

ミードのシュミカセ

ミードのシュミカセ

るり渓温泉の天文台に入っていた、ミードのシュミカセ望遠鏡です。口径は20センチでF10のタイプで、 マウナケアドームに入っていました。残念ながらこちらも夜観望できませんでしたが、この他にもいくつかの タイプの望遠鏡が置かれていました。

ちなみにるり渓温泉では、30分500円ほどでこのミード望遠鏡のレンタルを行っている そうです。興味があったら使われてみてはいかがでしょう。


星もとの一般観望会場

夜の天気は薄雲が通過するものの、晴れ間が広がっていたので、一般観望会場はたくさんの人で賑わっていました。 私もSXD赤道儀とED103望遠鏡を持参していましたが、ずっと大きな望遠鏡が所狭しと置かれていたので、 そちらばかり見せて頂いていました(笑)。

星もと2008年の様子

昨年の星もとは台風の来襲で散々でしたが、今年は少しでも晴れてくれて楽しい時間を過ごせました。 星祭りですから、やっぱり星空の下のお祭りがいいですね(笑)。でも、できれば満月ではなくて、半月ぐらいが 月も観望しやすくてよかったかもしれません。 会場ではボランティアの皆様を初め、いろいろな方にお世話になりました。どうもありがとうございました。 また来年もよろしくお願いいたします。

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