直線壁

直線壁

直線壁は月面の中で最も有名な断層の一つです。ちょうど半月の頃に見頃を迎え、望遠鏡で見ると直線壁とい う名前通りの切り立った崖に見えます。

実際にはそれほど切り立った崖ではなく、太陽が斜めから照らしているためそう見えているようです。 実際の傾斜角度は30度ほど。直線壁の全長は約100キロで、高さが300m程度のようです。

直線壁は雲の海の東側にありますが、この雲の海の部分が沈降したためにこうした断層ができたのだろうと言われています。 非常に見ていて面白い地形ですので、一度は観望してみてください。口径10センチくらいの大きな望遠鏡をお使いなら、直線壁の 右隣にあるバート谷も見えてきます。

月面説明写真