クラビウス

クラビウス

クラビウスは、月の表面で最大級の大きさを誇るクレーターの一つです。その直径は約225キロもあり、 四国がすっぽり入ってしまうほどの大きさがあります。

このクラビウスクレーターは、クレーターの中にいくつもの小クレーターがあることで有名です。 これらの小クレーターは円弧を描くように並んでいて、天体望遠鏡で見るとよくわかります。

クラビウスの見頃は、上弦の月の1〜2日後です。小さな天体望遠鏡でも小クレーターの幾つかはよく見えます。 望遠鏡の性能テストにも使われる小クレーター群ですから、いくつ見えるか確認してみましょう。 ただし気流の善し悪しによって見える数が変わってきますので、注意しましょう。 なるべく気流の良いときに見るようにすれば、きっといくつものクレーターが見えてくると思います。

月面説明写真