プレアデス星団
M45
Takayuki Yoshida
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プレアデス星団 M45
日本では「スバル」の愛称で広く親しまれている、「プレアデス星団」の写真です。 プレアデス星団は、若い星々が集まった散開星団です。 肉眼では6〜7つほどの星の集まりに見えるため、「セブン・シスターズ」と呼ばれることもあります。 双眼鏡を使うとさらに多くの星が見えて、美しい眺めを楽しむことができますが、 天体望遠鏡では倍率が高くなりすぎて、かえって観望しにくい天体です。 写真に写すと明るい星々の周りに青い星雲が写るので、天体撮影ファンに人気のある撮影対象です。
今回は、天体撮影用のε-180ED望遠鏡を使用して、プレアデス星団の周囲に広がる淡い星雲を狙いました。 撮影途中で曇ってしまったため、L画像は当初の予定の半分しか撮影できませんでしたが、 光学系の明るさに助けられて、滑らかな作品に仕上げることができました。
写真を見ると、プレアデス星団の周囲に淡い星雲が広範囲に広がっているのがわかります。 また、淡い星雲の色合は微妙に異なっているようで、青色だけでなく、やや赤っぽい部分もあるようです。 星雲が立体的に重なっているように見えるところもあり、とても興味深いですね。 プレアデス星団は、使用する光学系や仕上げ方によって様々な姿を見せてくれるので、 毎年、撮影しても飽きることがありません。
Imaging information
撮影機材: タカハシε-180ED、 タカハシNJP Temma2赤道儀
使用カメラ: SBIG STL-11000M, Astronomik Type2C LRGBフィルター
露出時間: L=60分(15分×4)、Red=20分、Green=15分、Blue=20分(全て1×1ビニング)
総露出時間 1時間55分
画像処理ソフト: ステライメージ7, PhotoshopCC
撮影場所: 兵庫県神河町峰山高原