IC1805

IC1805 in Cassiopeia

IC1805

Takayuki Yoshida
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IC1805

カシオペア座で輝く散光星雲IC1805のモノクロ写 真です。冷却CCDカメラとHαフィルターを使ったナローバンド撮影なので、 星雲の周りに広がる淡い星雲の分布がよくわかります。この星雲の中心と右上のIC1795という部分は明るいのですが、 周りは大変淡く、光害地で十分なSN比を得るのに総計6時間も露出が必要でした。しかしそのお陰で淡い部分のSN比も高く 、滑らかな仕上がりになりました。

IC1805星雲はペルセウス二重星団の近くに存在する星雲として有名です。広めの写野で撮ると、左下隅に写っている IC1848と一緒に写すことが出来ます。銀塩写真 のIC1805とIC1848の写真を見て頂ければ、その様子がよくわかると思います。

大きなIC1805の写真も載せましたのでご覧ください。 またIC1805中心部の拡大画像も次のページに載せてみました。 IC1805中心部の複雑な構造がよくわかると思います。是非ご覧ください。


Imaging information

撮影光学系: タカハシε-180ED, NJP赤道儀

使用カメラ: SBIG STL11000M, Astronomik Ha filter

露出時間: 6時間(25分x12)

画像処理ソフト: Stellaimage5, PhotoshopCS

撮影場所: 兵庫県宝塚市 2007年撮影