NGC2841銀河


おおぐま座のNGC2841銀河

NGC2841銀河は、おおぐま座の前足付近で輝いている系外銀河です。 地球からNGC2841銀河までの距離は約4600万光年で、地球からは斜めに見下ろす格好になります。 口径20センチの天体望遠鏡で確認すると、ぼんやりとした楕円状に見えました。 明るさ10等級の系外銀河ということですが、思っていたよりも明るい印象を受けました。

NGC2841銀河をデジタルカメラで撮影すると、銀河の腕の中の暗黒帯が画面に写し出されました。 大気が落ち着いた夜に撮影できれば、恒星雲と呼ばれるこの構造をより表現できるかもしれません。 斜めを向いたNGC2841銀河の姿は、アンドロメダ大銀河をずっと小さくしたような印象です。 ちなみに、NGC2841銀河のすぐ側で輝いている黄色い星は、明るさ8.5等の恒星です。 長焦点の撮影では、8等級の星でも随分と明るく感じられますね。


Imaging information

撮影機材: タカハシMT-200, タカハシNJPTemma2赤道儀

使用カメラ: SBIG ST-2000XM, Astronomik Type2C LRGBフィルター

露出時間: L:15分×8フレーム, RGB:各10分×2フレーム

画像処理ソフト: ステライメージ7, PhotoshopCC

撮影場所: 岡山県備前市吉永町八塔寺