南の回転花火銀河 M83


うみへび座のM83銀河

M83銀河は、うみへび座とケンタウルス座の境に位置して いる銀河で、北の回転花火銀河M101と並んで、 南の回転花火銀河と呼ばれている大変美しい銀河です。ちょうどこちら側に銀河の面が向いているので、渦巻き の様子もわかり、腕には点々とHII領域も見ることが出来ます。しかし赤緯がマイナス30度と小さいので、日本からは地平線近く にしか見ることが出来ません。ですので、綺麗に写すのが大変難しい銀河です。

でも観望でしたら案外と明るく見栄えのするM83銀河ですので、双眼鏡や望遠鏡でその存在は すぐにつかむことができ、条件が良ければ腕の巻き付く様も見えてくると思います。

南天の視界のよい鶴姫公園で狙ってみたM83銀河です。しかし南天の視界が良いと言って も日本にはかわりなく、撮影中の鏡筒は水平近くを向いていま した。低空の大気の影響を大きく受けるので、星像も肥大した上に色情報も悪いものでした。それをなんとか仕 上げてみたのが上の作品です。この銀河独特の色合いと腕に点在するHII領域を表現できたと思います。 大きな回転花火銀河M83の写真も是非ご覧になってください。


Imaging information

撮影機材: タカハシMT-200,MS5赤道儀

使用カメラ: SBIG ST2000XM, Astronomik Type2C LRGBフィルター

露出時間: L:10分×10, RGB:各10分×2

画像処理ソフト: Stellaimage5, PhotoshopCS

撮影場所: 奈良県野迫川町鶴姫公園,2006年撮影

天文ガイド入選作品