天体写真の世界 > 星空日誌 つぶやき 過去ログ

星空日誌 過去ログ

天体写真の撮り方やデジカメの活用方法など、星の写真家が毎日の出来事を記事にして 記録している星空日誌の過去ログページです。いろいろな情報が詰まったページですので、何かの参考になれば幸いです。 左のトピックス項目から各記事をご覧下さい。


デジカメの手ぶれ

2006年8月26日

ところで8月に入ってから新型デジタル一眼レフが続々と発表されていますね。ニコンからは「D80」が、 キャノンからは「キャノンEOSKissデジタルX」発表されていました。どちらも廉価帯の デジカメながら1000万画素を超えるモデルです。入門者用デジ一眼も1000万画素越えになってきた んですね〜。すごいことです。

でも1,000万画素を超える画素はよい面もありますが、気をつけなければならない点も多いです。まず 第一は・・・天文には関係ないけど「手ぶれ」です。私はニコンD200をお借りして何 度か撮ってみたのですが、60分の1秒という比較的早めのシャッターを切っていても、ピクセル等倍し て画像を確認すると、わずかに手ぶれしていることがありました。手ぶれしないことには 結構自信があったのでこれには驚きました(笑)。

試しに友人に渡して写してもらうと、見事に手ぶれ写真を量産されて 驚いていました。1000万画素の解像度だと、かなり慎重になって撮影しないと1000万画素を 使う意味がなくなってしまいますね。気をつけたいものです。 最近流行の手ぶれ補正レンズ機能を組み込んだレンズが一般撮影には良さそうですね。

先日撮ったM33銀河の写真天体写真ギャラリーに追加しました。今回使った 機材は最近手に入れ たタカハシTOA130S望遠鏡です。 とっての初めての大型屈折望遠鏡になりますが、使ってみて噂どおりの素晴らしい光学系に驚きました。 月を見ても素晴らしくシャープですし、恒星像も色収差もなくすっきり綺麗に見えます。素晴らし い屈折望遠鏡ですね。