vdB158とLDN534付近の分子雲
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アンドロメダ座 vdB158とLDN534付近の分子雲
vdB158はアンドロメダ座に位置する小さな反射星雲です。写真では中央右下に写っている青く輝く部分がそれにあたり、 そこから左上へと伸びる雲状のガスには LBN534というカタログ番号が付けられています。その形は、まるでたなびく煙のようにも見えます。
LBN534は非常に淡く輪郭の捉えにくい分子雲ですが、視直径は比較的大きく、アンドロメダ大銀河を一回り小さくした程度の広がりがあります。 焦点距離200mm前後の望遠レンズでも小さく写る星雲ですが、きわめて淡いため、画像処理を施さないとほとんど姿を現しません。 この写真では、合計約10時間の露光を重ね合わせ、コントラストを丁寧に強調することで、かすかな星雲の姿を浮かび上がらせています。
今回の撮影には、タカハシ製反射望遠鏡「ε-160ED(口径160mm)」とモノクロ冷却CMOSカメラを使用しました。モノクロカメラでカラー画像を得る場合、LRGB それぞれのフィルターで撮影する必要があるため、撮影計画が思うように進まないことも多いのですが、今回は幸いにも3日間の晴天に恵まれ、合計10時間の露光を確保できました。
アンドロメダ座といえば、アンドロメダ大銀河がよく知られていますが、こうしたマイナーなvdB158周辺にも魅力的な対象が広がっています。 ぜひ一度狙ってみてはいかがでしょうか。
Imaging information
撮影鏡筒:タカハシε-160ED
望遠鏡架台:ビクセンAXD赤道儀
撮影カメラ:ZWO ASI2600MM Pro 冷却CMOSカメラ
カメラの設定:ゲイン100、オフセット50、センサー温度マイナス10度
露出時間:L=300秒×58枚、R=G=B=各300秒X20枚、Chroma社フィルター使用
画像処理ソフト:PixInsight、ステライメージ10、Affinity Photo2
撮影場所:N.N.R.V.リモート観測所、2025年11月撮影

