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IC4592とアンタレス付近


IC4592とアンタレス付近

さそり座の一等星アンタレス付近は、カラフルな星雲が存在しているので、天体写真ファンに人気がある星域です。 写真の中でひときわ明るく輝く黄色い星がアンタレス。そのすぐ右隣には、球状星団M4が写っています。 この球状星団M4は、視直径が20分程度と大きいので見応えがあります。 天体望遠鏡を使って観望すると、星が集まった様子がよくわかりますので、観望してみてはいかがでしょう。

IC4592は、写真の右上に写っている青いガス星雲です。 さそり座のν星(14番星)の周りに広がる星雲で、最近は単独で写されることも多い天体です。 銀塩写真の頃は、フィルムのムラのようにしか写りませんでしたが、デジタル機材の発展のお陰で、明瞭に写し出せるようになりました。

また、写真の右端には赤色をした星雲が背景のムラのように写っています。 これは、さそり座頭部にあるδ星の周りに広がる星雲の端が写っているためです。 非常に淡いガス星雲ですが、これらの星雲を長時間露出でじっくりと写してみても面白そうです。


Imaging information

撮影機材: キャノンEF200mmF2L IS USM (F2.5にて撮影), ビクセンSXD赤道儀

使用カメラ: SBIG STL-11000M, Astronomik Type2C LRGBフィルター

露出時間: L=60分(5分×12),R=10min, G=10min, B=10minで撮影したものを2コマモザイク合成
総露出時間 3時間

画像処理ソフト: ステライメージ6.5, PhotoshopCS5

撮影場所: 岡山県備前市