NGC2683銀河


やまねこ座のNGC2683銀河

やまねこ座は、春になると天頂で輝く大きな星座ですが、暗い星が多いために目立ちません。 その目立たないやまねこ座の中で輝いているのが、NGC2683銀河です。 NGC2683銀河はメシエ天体には選ばれていませんが、明るく立派な銀河で、夜空の暗い場所なら双眼鏡でも位置を確認することができます。 天体望遠鏡を使って観望すると、紡錘の形がぼんやりと見えてきて、遙か彼方で輝く銀河であることがわかります。

地球からNGC2683銀河までの距離は約2800万光年です。 少し斜めから見下ろしたような形をしているエッジオン銀河です。 海外では「UFO Galaxy」とも名付けられています。言われてみると確かにそんな形をしている銀河です。 NGC2683銀河の明るさは約10等級で、視直径は9分ほどです。 比較的大きな系外銀河ですので、焦点距離が短めの望遠鏡でも撮影を楽しむことができます。

この写真は、昔ながらの純ニュートン反射望遠鏡と冷却CCDカメラを使って撮影しました。 この日は透明度が悪い上に途中から雲ってしまいましたので、十分な露出時間をかけられませんでしたが、 NGC2683は明るい天体のため、ノイズもそれほど目立たずに仕上がることができました。 暗黒帯は目立ちませんが、両側にすっと伸びた腕の部分がどことなく気品を感じさせてくれる系外銀河だと思います。


Imaging information

撮影機材: タカハシMT-200反射望遠鏡, 国際光器製ヘラクレス赤道儀

使用カメラ: SBIG ST-2000XM, Astronomik Type2C LRGBフィルター

露出時間: L:15分×4フレーム, RGB:各10分×1フレーム

画像処理ソフト: ステライメージ6.5, PhotoshopCS5

撮影場所: 岡山県備前市吉永町