NGC1333付近の分子雲
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NGC1333付近の分子雲とvdB16
ペルセウス座とおうし座の境界付近に存在する、NGC1333とその周囲の分子雲を写した写真です。 NGC1333は、この写真では中央上部に写っている青い反射星雲で、小さいながらも青色のガス星雲と、 その周囲を走る暗黒帯が美しく、1000ミリ前後の天体望遠鏡の被写体としても人気があります。
vdB16は画面下部に写っている、さらに小さな青い反射星雲で、どことなくアイリス星雲を思わせる雰囲気があります。
このNGC1333とvdB16の周囲には、写真のように非常に淡い星間ガスが広がっています。分子雲と呼ばれるこれらのガスは、強い画像処理によってコントラストを高めることで、のたうつように漂う姿や暗黒帯の形が浮かび上がり、まるで生き物のような迫力を感じさせます。
NGC1333付近の分子雲は、高橋製作所の反射望遠鏡「タカハシ ε-160ED(口径160mm)」と、モノクロ冷却CMOSカメラを使用して撮影し、LRGBカラー合成で仕上げました。 非常に淡い星雲ですが、最新のデジタル機材を用いれば、十分に写し取ることができます。 可能であれば、開放F値の明るい光学系を使用し、時間をかけて撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
Imaging information
撮影鏡筒:タカハシε-160ED
望遠鏡架台:ビクセンAXD赤道儀
撮影カメラ:ZWO ASI2600MM Pro 冷却CMOSカメラ
カメラの設定:ゲイン100、オフセット50、センサー温度マイナス10度
露出時間:L=300秒×58枚、R=G=B=各300秒X20枚、Chroma社フィルター使用
画像処理ソフト:PixInsight、ステライメージ10、Affinity Photo2
撮影場所:N.N.R.V.リモート観測所、2025年12月撮影

