さそり座の反射星雲 IC4601

さそり座の反射星雲 IC4601

IC4601は、さそり座に位置する小さな反射星雲で、通称「青い馬星雲」の首元あたりに輝いている天体です。 明るい恒星の光を受けて淡く青く輝き、その色合いから澄んだ雰囲気を感じさせてくれる星雲です。

大きさは比較的コンパクトで、広い画角では目立ちにくい存在ですが、その青の輝きと、周囲に広がる暗黒帯とのコントラストが魅力的です。 どことなく、おうし座の「すばる」にあるメローペ星雲にも似ていますね。

今回の撮影には、タカハシ製の反射望遠鏡「ε-160ED(口径160mm)」を使用しました。 ε-160EDは、高橋製作所独自のε光学系を採用しており、シャープで明るい光学系が特徴です。 今回はモノクロ冷却CMOSカメラを用い、L(ルミナンス)・R・G・B各フィルターで撮影しました。 合計約10時間露光したのですが、薄雲やカブリの影響で画像処理に使えたのは半分程度でした。 夏は夜が短く、薄雲も出やすいので、なかなか計画通りには撮影が進みませんね。


Imaging information

撮影鏡筒:タカハシε-160ED

望遠鏡架台:ビクセンAXD赤道儀

撮影カメラ:ZWO ASI2600MM Pro 冷却CMOSカメラ

カメラの設定:ゲイン100、オフセット50、センサー温度マイナス10度

露出時間:L:300秒X28枚、R=G=B=各300秒X14~18枚、Chroma社フィルター使用

画像処理ソフト:PixInsight、ステライメージ10、Affinity Photo2

撮影場所:N.N.R.V.リモート観測所、2025年7月撮影