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コーン星雲とハッブル変光星雲

Cone Nebula and Hubble's variable Nebula

コーン星雲とハッブル変光星雲

Takayuki Yoshida

コーン星雲とハッブルの変光星雲

いっかくじゅう座で輝く大きな散光星雲をTOA130望遠鏡と天体撮影用冷却CCDカメラを 使って撮影しました。写真中央に写っている明るく青い星は、いっかくじゅう座のS星で約4等星の星です。 この星の南にはクリスマスツリー星団と呼ばれるまばらな星団が輝いています。 表題のコーン星雲と呼ばれる部分は、この写真では中央下部の 星雲が切れ込んでいる部分のことで、愛称のコーン星雲は英語の"Cone"の意味からきたのでしょう。

ハッブルの変光星雲(NGC2261)は、写真の右下に写っている小さな扇形の星雲です。この星雲は、エドウィン・ハッブル氏が明るさの変化を 観測したことでその名前が付けられました。 このハッブル変光星雲は、その先端にあるいっかくじゅう座の変光星に照らされて白く輝いています。 比較的明るいので、天体望遠鏡を使って覗いてもよく見えます。小さな彗星状に見えますから、機会があったら是非観測してみましょう。

このいっかくじゅう座の星雲は、淡いのですが色が豊富で大変美しい天体です。特にS星付近に広がる青い星雲は、色合いが多彩で 本当に美しい星域です。海外では「フォックスファー星雲(Fox Fur Nebula)」と呼ばれて、天体写真ファンに大変人気があります。


Imaging information

撮影光学系: タカハシTOA130S, NJP赤道儀

使用カメラ: SBIG STL-11000M, Astronomik Type2C LRGB filters

露出時間: L=150分(15分×10),R=30min, G=30min, B=30min(RGB:2x2binned)
総露出時間: 4時間

画像処理ソフト: Stellaimage5, PhotoshopCS

撮影場所: 岡山県備前市吉永町八塔寺, 2007年撮影