てつのくじら館の潜水艦の写真
てつのくじら館の潜水艦
呉市の大和ミュージアムに向かって車を走らせていると、突然この大きな潜水艦が視界に入ってきました。 てつのくじら館の潜水艦です。なんと海上自衛隊が使っていた本物の潜水艦です。大和ミュージアムの真ん前にドカーンと置かれていました。
この潜水艦は、昭和60年に進水した、ゆうしお型潜水艦「あきしお」という名前だそうです。 平成16年に自衛隊から除籍され、ここに展示されるようになったとのことです。 潜水艦の全長は76.2m、幅9.9m、乗員75名の本物の潜水艦です。 あまりの大きさとリアルさで、最初見たときはあっけにとられました。
てつのくじら館は、海上自衛隊の呉市資料館になっていて中には、潜水艦にまつわる展示が たくさんあります。中でも機雷の除去に活躍する掃海艇に関して詳しく書かれていて、航海の安全を 影で守る活動の苦労を知ることができました。 建物内には、海上自衛隊のOBの方がボランティアとしていらっしゃったので、掃海艇の構造など詳 しいこともお聞きすることができました。 掃海艇って木造なんですね。最近の船と言えば、全部鉄製だと思っていました。
建物内の後は、潜水艦内部ももちろん見学できました。ほんとうに狭い船内で、こんなところで 何週間も作戦活動をしたら息が詰まりそうです。特に３段ベットは狭くて、私の身体でも キツキツでした。身体の大きな方でしたら横になることすら難しそうです。
こんな魅力たっぷりのてつのくじら館ですが、入場は無料でした。 きっと海上自衛隊のPR館も兼ねているのでしょうね。出口には「自衛隊員求む」のポスターが たくさん貼られていました。 国防というとなんだか悪いイメージがありますが、地道で大変な仕事だと思います。 そういう活動を垣間見る意味でも、一度出かけてみられてはいかがでしょう。
キャノンEOSKissデジタルXにて撮影