シラー クレーター

Schiller Crater

シラー クレーター

Takayuki Yoshida

奇妙な形のシラークレーター

シラークレーターは、月面の南西部に存在している長細いクレーターで、写真の中央下寄りに写っています。 シラークレーターの形はとても奇妙で、私には彫刻刀を使って、深く掘った跡のように見えます。 上から見ると、クレーターの形が、人間の足跡のように見えるという天文ファンもいます。 機会があれば、天体望遠鏡で形を確認してみてください。

シラークレーターの見ごろは、上弦の月の4日後、もしくは下弦の月の3日後です。 どちらかというと、早い時間に南中する上弦の月の前の方が、観望しやすいでしょう。 気流の良い日に出会えれば、シラークレーターの底面にある、小クレーターも見えるかもしれません。
※画像の下が北です。


Imaging information

撮影鏡筒:タカハシ Mewlon-250CRS

望遠鏡架台:ビクセンAXD赤道儀

使用カメラ:ZWO社冷却CMOSカメラ ASI174MM-Cool

拡大撮影レンズ:TeleView 2.5x パワーメイトにて焦点像を拡大

画像処理ソフト:Autostakkert2!、Registax6、PhotoshopCC 2015

撮影場所:兵庫県宝塚市、2018年撮影