NGC1333とvdB16

NGC1333,vdB16

NGC1333とvdB16

NGC1333部分拡大

Takayuki Yoshida

NGC1333とvdB16

ペルセウス座とおうし座の境界付近に存在する、NGC1333とvdB16周囲の分子雲を写した写真です。 NGC1333は、一部拡大画像にも写っている青い反射星雲で、小さいながらも青色のガス星雲と、 その周囲を走る暗黒帯が美しく、1000ミリ前後の天体望遠鏡の被写体としても人気があります。 vdB16は画面下部に写っている、さらに小さな青い反射星雲で、NGC1333とはまた異なった雰囲気がある天体です。

NGC1333とvdB16の周囲には、写真のように非常に淡い星間ガスが広がっています。 分子雲と呼ばれるこれらのガスは、強い画像処理によってコントラストを高めることで、宇宙空間に漂う姿が浮かび上がり、 一種の迫力を感じさせます。

今回の撮影には、天体観測初心者にも人気の高い タカハシ FC-76D(口径76mm) を使用しました。 FC-76Dは、フローライトレンズを採用した2枚玉アポクロマート望遠鏡です。 シンプルな光学系のため、そのままでは天体撮影には向かず、周辺部の星が収差で流れてしまうため、撮影用の補正レンズ「マルチレデューサー0.85×-L」 を併用しています。 小型軽量ながら、本格的な天体撮影にも対応できる優れた組み合わせだと感じています。


Imaging information

撮影光学系:タカハシ FC-76D、マルチレデューサー0.85×-L使用(焦点距離:486o、F6.4)

撮影カメラ:Astro6D(キヤノンEOS6D 冷却・天文改造デジタル一眼レフカメラ)、マルミ UV-IR カットフィルター使用

赤道儀:ビクセンAXD赤道儀にて追尾、PHD2オートガイド追尾

カメラの設定:ホワイトバランス 手動設定、ISO2500、RAWモード

露出時間:300秒×93コマ

画像処理ソフト:ステライメージ10、PixInsight(BXT使用)、Affinty Photo2

撮影場所:N.N.R.V.リモート観測所、2026年1月撮影