さいだん座

さいだん座の概要

さいだん座はさそり座のすぐ南で輝く星座で、南方向の視界の開けた場所なら、 日本からでも地平線すれすれに目にすることができます。 さいだん座の「さいだん」とは、神々に生け贄を捧げるための「祭壇」のことです。 この写真では、祭壇の形がひっくり返っていて、星座絵を描くと右下が祭壇の上部となります

さいだん座は比較的明るい星が多いので、星座の形もたどりやすい星座です。 さいだん座の中程には、明るさ5.8等星の球状星団NGC6397が輝いています。 また、星座の右上には大きく羽根を広げたような赤い散光星雲NGC6188が存在していて、この写真でも小さく写っているのがわかります。 この星雲は、日本からでもギリギリ狙える位置になるので、透明度の良い夜に出会えたら、 撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

星座名 英語名 略号 星数(5.5等まで) 特徴 季節
さいだん Ara Ara 67個 さそり座のすぐ南で輝く星座

Imaging information

撮影レンズ: シグマ 35mm F1.4 DG HSM, ディフュージョンフィルター使用

使用カメラ: キヤノンEOS60D(IRフィルター換装)

撮影方法: ユニテックSWAT-200にて追尾撮影

露出時間: 180sec×4, F2.2, ISO800

撮影場所: ニュージーランド レイクテカポ