下弦の月


下弦の月の写真

月齢22前後の月は、下弦の月と呼ばれています。 下弦の月は、上弦の月と対を成す半月で、 夜中に東の空から昇り、明け方頃、南の空に輝きます。 透明度が良い日には、夜が明けた後も青空をバックに輝く下弦の月を確認できます。

下弦の月では、太陽の光の当たり方が上弦の月とは逆になり、上弦の月で欠けている部分が見えています。 月の欠け際には、同じ地形が見えているのですが、 光の当たり方の違いで、同じクレーターでも若干印象が異なって見えます。 また、上弦の月と比べて、下弦の月では月面の中で暗い海の部分占める割合が大きいため、 若干暗い印象を受けるかもしれません。

※この月の写真は、肉眼で見たときと同じように北を上に掲載しています。 天体望遠鏡で観察すると上下左右が逆に見えます。


Imaging information

撮影機材: タカハシTOA130S望遠鏡、ビクセンSXP赤道儀

使用カメラ: キャノンEOS60D、キヤノンEF1.4×IIIエクステンダー使用

露出時間: 1/30秒、ISO320

撮影場所: 兵庫県宝塚市