火星の写真 2005年 秋の準大接近の様子

2005年の秋に地球に大接近したときの火星の様子です。 この時は視直径が20秒を超えて、夜空で真っ赤に輝く火星が印象的でした。


火星の画像 2005年12月20日(19時20分頃)

火星

視直径約13" 中央経度300度付近

12月も中旬を過ぎて、火星はかなり小さくなってきました。この日は薄雲がかか っていたものの、最悪の気流ではなかったので、眼視でも大シルチス付近の様子は よくわかりました。左の写真からもその様子がよくわかります。しかし視直径の小 ささはいかんともしがたく、今回の火星観望はこれにて終了になりそうです。
最後に大シルチス付近の写真を撮影できてよかったです。記念になりました。

MT160反射望遠鏡+XP14にて拡大
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Exp:1/25秒(1164frames) ,FrameRate:10frame/sec
Registax2+Photoshopにて画像処理
Seeing:2/5 , Trans:2/5


火星の画像 2005年12月09日の火星(20時25分頃)

火星

視直径約15.4" 中央経度15度付近

久しぶりに撮影した火星面です。この冬はシーイングがよい日がなく、眼視でみた火星は模様がほと んどわかりませんでした。それでも撮影すると、オーロラ湾付近の黒い模様がうっすら写ってくれました。
最接近時と比べるとかなり小さくなりましたが、それでも小接近時よりもずっと大きい火星面です。も う少し注目していきたいですね。

MT160反射望遠鏡+XP14にて拡大
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Exp:1/25秒(850frames) ,FrameRate:10frame/sec
Registax2+Photoshopにて画像処理
Seeing:1/5 , Trans:5/5


火星の画像 2005年11月12日(21時39分頃)

火星

視直径約19.5" 中央経度290度付近

火星で最も特徴的な模様「大シルチス」が中央に見えてきました。この日は気流も 良かったので、眼視でも模様がよく見えました。キムメリアから子午線の湾にかけての火星を横 切る黒い帯と、そこから延びた大シルチスの黒い模様が印象的でした。
また、この日は透明度も良かったので写真もクリアに写し出されました。やはり小口径での撮影でよ い結果を生むためには、気流だけでなく透明度も必要なようです。

MT160反射望遠鏡+XP14にて拡大
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Exp:1/25秒(840frames) ,FrameRate:10frame/sec
Registax2+Photoshopにて画像処理
Seeing:4/5 , Trans:5/5


火星の画像 2005年11月04日(23時06分頃)

火星

視直径約20.1" 中央経度30度付近

眼視では模様が淡く識別しにくかったのですが、写真に撮るとなかなかよく写ってくれまし た。左の写真からは、マーガレット湾からオーロラ湾の入り組んだ模様がよくわかります。右からは太陽湖付近が回 ってきそうです。これから大シルチスも見えてくる時期なので、ますます楽しみな火星面です。

MT160反射望遠鏡+XP14にて拡大
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Exp:1/25秒(980frames) ,FrameRate:10frame/sec
Registax2+Photoshopにて画像処理
Seeing:4/5 , Trans:3/5


火星の画像 2005年11月03日(21時22分頃)

月刊天文入選作品

火星

視直径約20.1" 中央経度15度付近

最接近を過ぎたばかりの火星面です。まだまだ火星は大きくて見応えがあります。この日 はシーイングも良かったので、サバ人の湾からオウロラ湾の模様がよく見えました。北極付近は雲 があるのか白っぽく見えていました。左の写真でも下の方が少し白く写っています。これからしばらくは 注目していきたい火星です。

MT160反射望遠鏡+XP14にて拡大
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Exp:1/25秒(818frames) ,FrameRate:10frame/sec
Registax2+Photoshopにて画像処理
Seeing:4/5 , Trans:3/5


火星 2005年10月23日(24時14分頃)

火星

視直径約20.0" 中央経度145度付近

いよいよ視直径が20秒を超えてきた火星像です。
この日はソリス付近にダストストームが発生したということで、その辺りを中心 に観望していました。しかし眼視ではよくわかりません。写真に撮ってみると、火星の左上方向にそれら しきものが写っているように見えます。もう少し安定したシンチレーションなら、もっと詳細に捕ら えられるのですが残念です。
それにしてもこの時期になっての火星面の変化は、とても楽しみですね。自宅からの火星観望が楽しくなります。

MT160反射望遠鏡+XP14にて拡大
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Exp:1/25秒(742frames) ,FrameRate:10frame/sec
Registax2+Photoshopにて画像処理
Seeing:3/5 , Trans:5/5


火星の画像 2005年10月20日(24時02分頃)

火星

視直径約19.8" 中央経度170度付近

久しぶりに火星を撮影することができました。最近の中では比較的気流が良かったので すが、それでも約半分の撮影フレームしか使うことができませんでした。
自転の関係で大シルチスは見えていませんでしたが、シレーンからキムメリア付近の黒っぽい模様が眼視で もよくわかりました。また火星の北部分(写真下)には、白っぽい雲のようなものが見えて興味深か ったです。写真では、写真左寄りのタルシス地方にも雲のようなものが写っています。
透明度がよくてクリアに写ったので、いつもよりも透明感ある仕上げにしてみました。

タカハシMT160反射望遠鏡+XP14にて拡大
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Exp:1/25秒(665frames) ,FrameRate:10frame/sec
Registax2+Photoshopにて画像処理
Seeing:3/5 , Trans:5/5


火星の画像 2005年9月22日の火星(27時52分頃)

火星

視直径約16" 中央経度110度付近

夜半過ぎに空を見上げると晴れていたので、望遠鏡を出して撮影してみた火星です。幸運にも この日はシーイングがよく、眼視でもソリス付近の模様が見えました。ただ頻繁に薄雲が通過した のでその点が残念でした。
左の写真でも目玉のような太陽湖が左寄りに写っています。よく見ると火星中央に白っぽい斑点が見 えます。なんでしょうね。

タカハシMT160反射望遠鏡+XP14にて拡大
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Exp:1/25秒(1129frames) ,FrameRate:10frame/sec
Registax2+Photoshopにて画像処理
Seeing:4/5 , Trans:2/5


火星の写真 2005年9月18日(26時01分頃)

火星

視直径約16" 中央経度130度付近

久しぶりに撮影した火星です。望遠鏡を覗くと、火星は以前見たときよりもずっと大きくなっ ていて、びっくりしました。視直径も16秒を超えてきて、小口径でも観望が楽しめるよ うになってきました。
この日はシーイングがあまりよくありませんでしたが、小さくなった極冠とキンメリア付近の様子が写り ました。眼視では、極冠はユラユラしてよくわかりませんでした。

タカハシMT160反射望遠鏡+XP14にて拡大
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Exp:1/25秒(1113frames) ,FrameRate:10frame/sec
Registax2+Photoshopにて画像処理
Seeing:3/5 , Trans:3/5


火星の画像 2005年7月24日(26時43分頃)

火星

視直径11" 中央経度322度付近

10月30日の準大接近に向けて、徐々に明るさと大きさを増してきている火星をとらえました。
まだ大接近時の半分くらいの視直径しかありませんでしたが、気流が良かったので、小さい ながらも極冠と表面模様が眼視でもよくわかりました。写真でも白い極冠と、ヘラスや大 シルチスといった主要な模様が微かわかると思います。
およそ1年半ぶりに見た火星、なんだかとても懐かしく感じられました。

タカハシMT160反射望遠鏡+XP14にて拡大
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Exp:1/25秒(1163frames) ,FrameRate:10frame/sec
Registax2+Photoshopにて画像処理
Seeing:4/5 , Trans:2/5