アペニン山脈

アペニン山脈

アペニン山脈は、雨の海を覆うように広がる山脈で、海からの高さは数千メートルにも達します。 月面で最も大きな山脈です。アメリカのアポロ15号は、この山脈の近のハドリー谷に着陸しました。 大きな望遠鏡を使えば、そのハドリー谷も見えるでしょう。

アペニン山脈の全長は600キロ程に及びます。雨の海からは急峻で、反対側では緩やかに低くなっています。

アペニン山脈の見頃は下弦の月の頃です。非常に大きな山脈なので、双眼鏡でもすぐにわかります。 気流の良いときに天体望遠鏡で観望すると、細かな山脈の凸凹が見えて山の険しさが想像できるでしょう。 月の地形の荒々しさを感じさせてくれる山脈です。

月面説明写真