シラー クレーター
Schiller Crater
Takayuki Yoshida
- Previous photo: 2014年 皆既月食の連続写真
- Next photo: 湿りの海
奇妙な形のシラークレーター
シラークレーターは、月面の南西部に存在している長細いクレーターで、写真の中央下寄りに写っています。 シラークレーターの形はとても奇妙で、私には彫刻刀を使って、深く掘った跡のように見えます。 上から見ると、クレーターの形が、人間の足跡のように見えるという天文ファンもいます。 機会があれば、天体望遠鏡で形を確認してみてください。
シラークレーターの見ごろは、上弦の月の4日後、もしくは下弦の月の3日後です。
どちらかというと、早い時間に南中する上弦の月の前の方が、観望しやすいでしょう。
気流の良い日に出会えれば、シラークレーターの底面にある、小クレーターも見えるかもしれません。
※画像の下が北です。
Imaging information
撮影鏡筒:タカハシ Mewlon-250CRS
望遠鏡架台:ビクセンAXD赤道儀
使用カメラ:ZWO社冷却CMOSカメラ ASI174MM-Cool
拡大撮影レンズ:TeleView 2.5x パワーメイトにて焦点像を拡大
画像処理ソフト:Autostakkert2!、Registax6、PhotoshopCC 2015
撮影場所:兵庫県宝塚市、2018年撮影