湿りの海

Gassendi crater, Mare Humorum

湿りの海

Takayuki Yoshida

湿りの海とガッサンディ・クレーター

湿りの海は、月の嵐の大洋の南に位置する月の海の一つで、ティコクレーターの北西に位置しています。 湿りの海の北端には、ダイヤモンドの指輪のように見えるクレーター「ガッサンディ」が存在しています。 ガッサンディは、この写真の中央上に写っています。 大きなクレーター(壁平原)の上に、小さなクレーターが重なっていて、指輪のように見えます。

ガッサンディの平原の直径は、約110km程度だと考えられており、 周囲の壁の高さは、低いところで200m、高いところでは2500m以上と言われています。 上弦の月の3〜4日後に見頃を迎えるので、望遠鏡を覗く機会があれば、是非観望しておきたいクレーターです。


Imaging information

撮影鏡筒:タカハシ Mewlon-250CRS

望遠鏡架台:ビクセンAXD赤道儀

使用カメラ:ZWO社冷却CMOSカメラ ASI174MM-Cool

拡大撮影レンズ:TeleView 2.5x パワーメイトにて焦点像を拡大

画像処理ソフト:Autostakkert2!、Registax6、PhotoshopCC 2015

撮影場所:兵庫県宝塚市、2018年撮影