エッジオン銀河 NGC4565


エッジオン銀河 NGC4565

NGC4565は、かみのけ座に位置する系外銀河で、地球から約4000万光年離れた宇宙で輝いています。 代表的なエッジオン銀河の一つで、私たちの住む天の川銀河系を横から見たときの例として紹介されることもあります。 メシエ天体には選ばれていませんが、とても有名な銀河です。

NGC4565銀河の実視等級は約10等級と暗いですが、実際には見やすく、口径5センチ程度の双眼鏡でも存在を確認できます。 口径が大きくなるにつれ、エッジオン銀河の形がはっきりわかるようになり、口径15センチ以上の天体望遠鏡を使用すれば、 紡錘形をした銀河の形がわかります。

毎年のように撮影しているNGC4565銀河ですが、今回は口径25センチのカセグレン系光学系と、冷却CCDカメラを使って銀河のディテールを狙いました。 冬型の気圧配置のため、それほど気流はよくありませんでしたが、NGC4565は南中高度が高いため、そこそこ写ってくれたように思います。 次回はレデューサーを外して、直焦点で狙ってみたい対象です。


Imaging information

撮影機材:ミューロン250CRS(レデューサー使用)、ビクセンAXD赤道儀

使用カメラ:Moravian Instruments製 G3-16200 モノクロ冷却CCDカメラ
Astronomik Type2C LRGBフィルター使用

露出時間:L=15分×6フレーム、RGB=各10分×1フレーム

画像処理ソフト:ステライメージ7、PhotoshopCC 2015

撮影場所:岡山県備前市八塔寺、2017年撮影