アムールヒョウ

Amur Leopard

アムールヒョウ

Takayuki Yoshida

アムールヒョウのポートレート写真

アムールヒョウは、シベリア、中国東北部、北朝鮮に生息する猫型の大型肉食獣。 オスの首には、たてがみ状の長い毛があるので、それで雄と雌の区別を付けることができる。 アムールヒョウは、余分な獲物を樹上に引き上げ、落ち葉をかけて貯蔵するなど特異な習性がある。

アムールヒョウは、密漁による毛皮取引などで急激に個体数が減り、現在は絶滅する危険が非常に高い種の一つに選ばれている。 WWFの調査によれば、現在野生で生活しているアムールヒョウは全体で30頭前後。 アムールヒョウが生息しているロシア南東部は、保護区に指定されている。 アムールヒョウの平均寿命は約15年。夜になると単独で行動して狩りを行い、魚やシカ、ウサギなどを補食すると 言われている。

アムールヒョウがいる日本の動物園は、北海道の旭山動物園。神戸市の王子動物園。広島市の安佐動物園の3園のみである。 2007年には旭山動物園のアムールヒョウ「ビック」が死亡して、ニュースになった。 この写真は、神戸市王子動物園にいるアムールヒョウ「カニム」のポートレート写真。 小型天体望遠鏡とデジタル一眼レフカメラを取り付けて、デジスコで狙ってみた。 抜けの良い光学系の性能が発揮され、非常にシャープでコントラストの高い写真に仕上がった。


Imaging information

撮影レンズ: miniBORG45ED レデューサーレンズ使用(焦点距離約400ミリ)

使用カメラ: キャノンEOSKissデジタルXにて撮影

露出時間: 1/125秒, ISO200

画像処理ソフト: PhotoshopCS4

撮影場所: 神戸市立王子動物園,2009年撮影