夜の天候と月齢

天文ファンにとって気になるのが夜のお天気です。昼間晴れていても夜になって曇ってしまっては、 天体観測はできません。最近そんな日が多くなっていますね。特に新月前後は晴天の確率が極めて低いです。

夜の天気がこれほど悪くなったのは、数年ぐらい前からです。これも地球温暖化の影響なのでしょうか。 あまりにも曇る日が多くなったので、その日の夜のお天気を一覧にして記録するようにしました。 続けていけば何か傾向がつかめるかもしれません。

気付いたときに書いていますので抜けや勘違いもあると思いますが、よかったら何かの参考にしてください。

2009年3月の夜の天候

ルーリン彗星が地球に接近して見頃になった２月だが、月末の新月期は梅雨のような天気が続いて、 思うように観測できなかった。特に２月２２日からの一週間はひどく、雨が良く降った。 ２月２５日が新月だっただけに、非常に残念な天気の巡りであった。

2009年2月の夜の天候

2009年もあっという間に1ヶ月が過ぎてしまった。1月は毎年のようにセンターテストの頃が一番寒かった。 満月前後に晴れが数日続いたが、時折寒波がやってきて雪を降らしていく天候。空はどんよりとした冬空で 夜すっきりと晴れることはあまりなかった。

2009年1月の夜の天候

年が変わって2009年になった。今回の年末年始の時期は月が小さく、絶好の撮影適期であった。 しかし冬型の気圧配置が強まっていたため、天気予報はよくても、夜になると雲が出てきてしぐれる日が多かった。

2008年12月の夜の天候

11月末の新月頃から晴れる日が多くなってきた。数年前は10月末から11月にかけて晴れることが多かったので、 一ヶ月季節が遅れている感じだ。気象庁は12月の気温を平年に比べて低いと発表していたが、今のところは 温暖な気候が続いている。

2008年11月の夜の天候

11月になっても日中は暑い日が続く。気温が高い日が続くので紅葉の色づきは悪そうだ。 この時期は秋の高気圧の張り出しで、快晴で綺麗な星空を楽しめるものだが、今年は晴れてもすぐに曇ってくることが 多いようだ。

2008年10月の夜の天候

10月に入ると秋の移動性高気圧が到来して、晴れる日が多くなってきた。 特に満月の時期は良く晴れて秋の名月を楽しめた。しかし新月になると曇りが多くなるパターンは健在で、 私が沖縄に出かけていたときの神戸は、曇りや雨の天気だったようだ。

2008年9月の夜の天候

残暑が厳しいという予報でしたが、曇りがちの日が多く、それほど暑くは感じない日中でした。 夜の方はやはり曇り空ばかりで、一晩完全に晴れたのは9月9日ぐらいでした。 この時は月が大きく撮影には不向きの夜でした。

2008年8月の夜の天候

夏休み真っ最中の8月の天候です。昼間は非常に暑い日が続きました。しかし残念ながら新月前後の夜は 晴れることはなく、撮影に出かけることはできませんでした。

※月齢0が新月、月齢15が満月です。

天気予報の不思議

星空を撮影に行こうと思うと気になるのが夜の天気。そのため予定を立てるときには、天気予報を必ず参考に しています。しかし、この天気予報があまりあてにならないので皆さん困っています。

一番驚くのが、現状と全く異なる予報を気象予報士が行うことです。 衛星画像で見ると雲が日本列島を延々と覆っていて、現に空は曇っているにもかかわらず、「今夜の天気は晴れです」 と予報することがあります。天気の専門家の言うことですから「きっと急に雲が移動して晴れるのだろう」と思っていたら、 そんなことは全くなく、雨まで降ってしまう始末です。 実際にこうした現実離れの予報がされることはよくあることで、11月3日の予報でもこういう予報がされていました。

気象予報士の資格と言えば、難関の一つとされています。そうした資格を所得した予報士が、こうした現実離れした 予報をしてしまうことに疑問を覚えます。 何か気象業界の圧力でもあるのでしょうか。